.jpeg)
このたび、北海道札幌市の札幌コンベンションセンターにおいて開催された第8回日本在宅医療連合学会大会に、坂の上ファミリークリニックならびに坂の上暮らしの相談所から3名が演題発表を行いました。
日本在宅医療連合学会大会は、全国の医師、看護師、薬剤師、リハビリテーション専門職、ケアマネジャー、医療ソーシャルワーカーなど、多職種が一堂に会し、在宅医療・在宅ケアに関する実践や研究成果を共有するとともに、地域包括ケアシステムのさらなる発展を目指して意見交換を行う全国規模の学術大会です。
当法人からは、医師、看護師、ケアマネジャーがそれぞれの専門性を活かした日頃の実践について発表し、多くの参加者の皆様と活発な意見交換を行いました。
発表者:坂の上ファミリークリニック 青木 茂 医師
.jpeg)
青木医師は、当院へ紹介となった乳がん患者様の症例を通して、急性期病院、専門医療機関、在宅医療機関、訪問看護、介護サービスなど、多職種・多機関が連携することの重要性について発表しました。
患者様やご家族が安心して住み慣れた地域で療養生活を継続するためには、それぞれの専門職が適切なタイミングで情報を共有し、切れ目のない支援体制を構築することが不可欠です。本発表では、地域医療連携の実践を振り返りながら、今後さらに質の高い在宅医療を提供するための課題と展望について考察しました。
発表者:坂の上ファミリークリニック 地域連携室 山本 看護師
.jpeg)
山本看護師は、地域連携室におけるアセスメント訪問の実践について報告しました。
在宅療養へ移行する際には、医療的な情報だけでなく、ご本人やご家族が大切にしている価値観や生活背景、将来への希望を丁寧に把握することが重要となります。
アセスメント訪問では、ご本人・ご家族との対話を通して「どのような生活を送りたいのか」「何を大切にして過ごしたいのか」という想いを確認し、その内容を医療・介護に関わる多職種へ共有することで、一人ひとりに寄り添った支援につなげています。
本発表では、本人・家族の想いを支援者全員で共有することの意義や、地域連携室が果たす役割について紹介しました。
発表者:坂の上暮らしの相談所 山田 ケアマネジャー
.jpeg)
山田ケアマネジャーは、地域住民による見守りや支え合いによって在宅生活を継続されている高齢者の事例を紹介しました。
少子高齢化が進む中、公的サービスだけでは支えきれない場面も増えています。そのような中で、近隣住民や地域ボランティア、自治会などによる「互助」の力は、安心して地域で暮らし続けるための重要な社会資源となっています。
本発表では、一人暮らし高齢者への見守り活動や地域とのつながりを活かした支援を通して、多職種だけでなく地域全体で支えることの大切さについて報告し、地域包括ケアシステムにおける互助の役割について考察しました。
今回の学会では、全国各地で取り組まれている在宅医療や地域包括ケアの実践に触れることができ、多くの学びと新たな気づきを得る貴重な機会となりました。また、当法人の取り組みを全国へ発信するとともに、多くの医療・介護関係者と意見交換を行い、今後の地域医療の発展につながる有意義な時間となりました。
坂の上ファミリークリニックでは、「住み慣れた地域で、その人らしく暮らし続けること」を支えるため、医療・介護・福祉の多職種が連携し、一人ひとりに寄り添った在宅医療を実践しています。
今回の学会で得た知見や全国の先進的な取り組みを日々の診療や支援に活かし、これからも地域の皆様に信頼される在宅医療・在宅ケアの提供に努めるとともに、学術活動を通じて地域医療の発展にも積極的に貢献してまいります。
.jpeg)